Auto-Groove

中林香が贈る女性のための心と体と車のブログ

元・女性レーシングドライバーの中林 香(なかばやし かおる)が、クルマの運転はもちろん、元スポーツ選手としての経験と、大学で心理学を専攻して得た知識をもとに、よくある心の問題やちょっとした体の不調との向き合い方、ストレスの対処法など、ココロとカラダに優しい生活をおくるための知恵やテクニックをご紹介します。

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クルマともっと仲良くなる!
クルマの話, センスUPクルマ術

クルマともっと仲良くなる!

あなたは普段乗っている自分のクルマに対してどんな感情を抱いていますか?
自分で一生懸命貯めたお金で買ったクルマだったりそのクルマがずっと欲しくて、長い間待ちに待ってようやく手に入れたものだったりすれば、あなたはそのクルマが大好きでしょうしとても大切に扱ってあげるに違いありませんね。

でも、予算の関係で仕方なくそのクルマに乗り続けていたり家族で共用していて愛着が沸かなかったりすると、あなたはクルマを単なる移動の道具としてしか見ないでしょうし気に入らない部分ばかりが目立ってしまうかもしれません。
そうなると、そのクルマの扱いも乱雑になってしまったり手入れをしてあげようという気持ちにすらなりにくいでしょう。
あなたがクルマを単なる道具にすぎないと考えているならばそれは仕方がないことかもしれません。
わたし達はもうずいぶん長いこと「物を使い捨て」にしてきましたしすぐに買い換えるのが当たり前と感じるようになっていますから。
けれどわたしには長年クルマに乗っていて強く感じたことがあって今回はその話をさせていただきたいと思います。
それは『クルマにも個性や感性がある』ということなんです。
ただの物質であるクルマに感性があるなんて言うとアタマがおかしいと思われるかもしれませんが、わたしは実際どのクルマにもそれぞれの個性や感性をハッキリ感じていました。
それを理解してクルマと仲良く付き合えたことでクルマと一緒になってドライブを楽しむことも出来ましたし、クルマがいろんなことを教えてくれていたとも感じています。
たとえば犬や猫などのペットに対して「ただの動物なんだからココロや感情なんてあるわけないじゃん!」と思えば、その動物たちに情を持つこともないでしょうし動物たちもそれを感じてあまり近寄って来ないでしょう。
逆に、まるで人間に接するように話しかけてあげて自分の大切な家族であることを伝えてあげれば、ペットたちは献身的にわたし達を愛してくれますよね。
それとまったく同じで、たとえ道具であっても思いやりの気持ちと理解しようとする気持ちを持って接してあげれば、あなたにとってドンドン使いやすい性格のクルマに変化してくれてあなたの感性に合った動きをしてくれるようになると思うんです。
道具と動物では命があるかないかの大きな違いがあるから一緒に出来ないと思われる方もいるかもしれませんがモノだから、命がないから個性も感性もあるはずが無いなんてなぜ決め付けることが出来るんでしょうか?
あなたがクルマを自分の一部として、かけがえの無い存在として大切にしてあげればあげるほどクルマも必ずそれに答えてくれるようになります。
単なるモノだと思えばそれだけのものに過ぎないでしょうけれどもしもあなたがモノの中にそれ以上の何かを見出してあげるならそれはあなたにとっては単なるモノではなくなります。
きっとあなたを助けてくれて、生活をもっと豊かに楽しませてくれる頼もしい友人のようなステキな存在になってくれるでしょう。
そこでぜひお勧めしたいのは『クルマに名前をつけてあげる』こと。
ペットに名前を付けるように、クルマにも名前をつけてあげるとそのクルマは世界で唯一のあなただけのための存在になります。
名前をつけてあげることでそのクルマは独自のアイデンティティーを持って、『単なるモノ』以上の存在感を発揮するようになってくれるんですね。
ちなみにわたしの最初のクルマの名前は「チャーリー」で2台目は「アレックス」でした。(なぜ洋名なのかは不明。笑)今でもそれぞれのクルマの性格はハッキリと覚えていますし、古い友人のように懐かしく思い出したりもします。
あなたのお気に入りの愛車ならばもちろんのことちょっと気に入らないと思っていたクルマであっても、あなたの好きな名前をつけて可愛がってあげるだけできっと今までは感じなかったような新しい関係が生まれますよ。
ぜひ試してみてください♪