Auto-Groove

中林香が贈る女性のための心と体と車のブログ

元・女性レーシングドライバーの中林 香(なかばやし かおる)が、クルマの運転はもちろん、元スポーツ選手としての経験と、大学で心理学を専攻して得た知識をもとに、よくある心の問題やちょっとした体の不調との向き合い方、ストレスの対処法など、ココロとカラダに優しい生活をおくるための知恵やテクニックをご紹介します。

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kaoru6877ag
クルマの話, クルマ全般

チャイルドシートの選び方・取り付け方

チャイルドシートについてはすでに「特集」という形で記事をUPしてありますが「本当のところ、どのチャイルドシートが良いのか教えて欲しい」「取り付け方に自信が無い」「どこに取り付けたら良いのかわからない」「海外に行く場合や、タクシー・バスなどではどうすれば・・・」などといった疑問が多いようなので、あらためてもう1度記事を書くことにしました。
チャイルドシートを選ぶ時、取り付ける時の参考にしてみてくださいね。
1.チャイルドシートは子どもの成長に合わせて買い換える
チャイルドシートは生後すぐの乳児期から、学童期までずっと必要となるものです。
赤ちゃん時代、幼児期、学童期で使用する3パターンを考えておくと良いと思います。
1つの製品で全ての時期をカバーする「ロングライフ」タイプの製品もありますが、チャイルドシートはとにかく汚れやすいですし、全ての時期をカバーすると言うことは全ての時期で子どもの体に合っていないということになるので、わたしはお勧めしません。
基本的な組み合わせとして以下のような3種類のシートの使い分けが良いと思います。
乳児期・・・ベビーシート(新生児~15ヶ月)ベッドタイプならば、頭部が深くなっている製品が良いです。
幼児期・・・チャイルドシート(9ヶ月~4歳)見た目や機能の多さより、使いやすさを重視しましょう。
学童期・・・ジュニアシート(3歳~11歳)学童用のジュニアシートも頭部を守れるハイバックが良いです。
メーカーについてはあまり言及できませんが、安全性、機能性が特に優れているなぁと思うのは、ドイツのメーカーのものです。日本製も悪くないと思いますが、2006年の道交法改正により、2012年7月までにチャイルドシートの安全基準をヨーロッパの統一基準に完全一致させることに決まっています。すでに日本のメーカーでも対応しているとは思いますが、ドイツ製は最初からこの基準をクリアしているため、その点は特に安心して購入できます。
購入時に特に注意して頂きたいのは、「自分で取り付けたり外したりできる製品か?」ということと、「子どもをスムーズに乗り降りさせられるデザインか?」という点です。
たくさんの機能を詰め込んで、その分高価になっているチャイルドシートもありますが、重いもの、取り付け方、使い方が面倒なもの、子どもの乗り降りがスムーズに出来ないものなどは、購入してもついつい使用しなくなってしまうという最悪の結果になりかねません。
独立行政法人 自動車事故対策機構のHP内の、チャイルドシートアセスメントのにはメーカー別、製品別のチャイルドシートの安全性テストの結果を公表してあります。
リンクしておきますので、購入を予定している方はぜひ参考にしてみてください。
チャイルドシートアセスメント
2.チャイルドシートの取り付け位置と取り付け方
チャイルドシートは必ず助手席以外(後部座席)に取り付けましょう。5人乗りのセダンならば運転席の後ろの席が最も安全な取り付け位置となります。
取り付けは説明書の手順に従って、固定されているかどうかを確認しながらしっかりと固定させてください。取り付けには女性の力ならば相当本気を出して、全身を使って取り付ける感じになると思います。取り付け後に思いっきり前後左右に動かしてみてグラグラ動くなら、きちんと固定されておらずかえって危ない状態となってしまいます。
JAFのHPに、基本的なタイプのチャイルドシートの取り付け手順が写真で説明してあります。
「全身を使って取り付ける」というイメージがわかりやすい写真だと思いますので、こちらもリンクしておきます。
JAF チャイルドシートガイド
3.その他 注意事項など
海外旅行などでレンタカーを利用する場合は、チャイルドシートのレンタルもありますので、レンタカー会社に申し込みをする際に、チャイルドシートのレンタルの予約をしておくと良いでしょう。
今年の道交法改正により、タクシーやバスなどでも後部座席のシートベルトが義務付けられることとなったため、今後はチャイルドシートも貸し出しされるようになっていくと思います。
とはいえ、現時点ではまだ、用意されているタクシーやバスなどはほとんど無い状態ですのでタクシーやバスを利用してお子さんと移動するのが、かえって難しくなっていると言えるでしょう。
そこで注目されているのが、持ち運びに便利で軽く、着る状態で使用する「ベスト型」ですが、ベスト型については安全基準を満たしているものは皆無ですし、かえって内臓圧迫を起こす危険性があります。
子どもがチャイルドシートもどきをしているという状態が大切なのか、それとも万が一の場合子どもの命を確実に守ることが大切なのかを、よく考えてどうするべきか選択してくださいね。

DIARY

試験終了しました

昨日やっと前期試験が全て終了しましたヽ(^o^)丿今年は学校と仕事以外にも色々とバタバタ忙しかったりしてなかなか勉強にちゃんと集中することができませんでしたが、それでも3年目なのでなんとか乗り切ったって感じです(汗)経験の力って、やっぱりすごい・・・ところで、このところニコニコ動画にハマっています(笑)セールスCDの新譜で気に入る音楽が見つからなかったので、PC作業中に流すBGMを探していたんですが、ホントにすごいクオリティの作品を投稿している人が多くてビックリしました。
ちなみに特に好きなのはヒャダインさんという方と、いさじさんという方の作品です。作業用のはずが、おもわず聞き入ってしまって逆に作業に集中できなくなって困ってしまいました(T_T)普通に買ったCDは何度か聴くと飽きてしまうのに、このお二方の作品は何度聴いてもまったく飽きないところがスバラシイ(笑)きっと、本当に心から楽しんで作品作りをしているのが伝わってくるのが良いんでしょうね。
というわけで、今日から夏休み~♪とは言っても、夏休みの課題レポート6本と卒業研究の準備があるので、まだまだ気を抜かずに頑張らなくっちゃ!

DIARY

毎日暑いです・・・

このところ本当に毎日暑いですね~。
試験勉強もなかなか進まず・・・、ちょっと焦り始めてます(汗)この時期は、クルマの運転にも注意が必要です。
運転中クーラーをかけていても、直射日光が入ってくると身体は思っている以上に疲れているものです。
ふとした瞬間にボーっとしたり、運転がラフになったり判断力が低下したりしやすいです。
また、暑さでイライラしやすくなっていて、運転がひじょうに攻撃的・挑発的なドライバーも普段より多いように感じます。
クルマの運転には、その人の性格や運転時の精神状態がとても表れやすいものです。
自分の運転が少し乱暴だなぁとか、ヒヤッとしたりドキッとする場面が多いなぁとか、他のクルマの動きが妙に頭に来るなぁとか、運転していてそんな風に感じる時には・・・少し休憩を取って気分を変えてみてください。
また、なんだかイライラしやすいなぁと感じる時にはクルマには「乗らない」という選択もあります。
誰も事故を起こそうとして起こしているわけではありません。
クルマだけではなく、自分の状態に注意を向けるのも、事故を起こさないために、とても大切なことだと思います。

DIARY

前期試験

大学の前期試験期間に突入しました(涙)すでに終わった試験は「交通論」「現代思想」「教育心理統計実習」の3つ。
中でも「統計実習」の試験は大変でした~。
問題は2問しかなかったけど、90分間ずっと手書きで表やグラフ、そこからの所見、統計分析の結果と考察までを書き続けました。
特に因子分析の結果のデータの書き写しは、ホントに書く量が多くてしかも急いで書いたから、思いっきり手が痛くなりました(汗)うっかり書き写し間違えをしていないか、けっこう不安です・・・。
残りの試験は「基礎心理学」「韓国語」「教育心理学」の3つ。
このなかで1番不安なのは・・・韓国語の試験です。
いまだにハングルがヘンテコな記号にしか見えません(泣)ホントは卒業研究の準備をもっと進めたいのに、なかなかそちらまで手が回りません。
夏休みに入るまでは、このままバタバタ状態が続きそう・・・。
まぁ、これも大学生ならではの緊迫感だと思って今月一杯、できるかぎり真面目に頑張ります!

イメージトレーニング, ココロの話

レーシングドライバーのイメージトレーニング法

最近では、本当に色々なスポーツでイメージトレーニングが効果的に活用されていると思いますが、わたしが現役時代にどのようにイメージトレーニングを行っていたのか、またそれがどのくらい効果があったのかについて、少しお話してみたいと思います。
国内戦の年間レースシリーズは、基本的に月1回のペースで開催されることが多いのですが、日本国中に点在しているサーキットを巡業する形になるので、ドライバーはおよそ2週間単位で次の開催サーキットのマシンセッティングやテスト走行のため移動をしていくことになります。
同じサーキットでも、季節によってさまざまな状況が大きく変化することがあるため、マシンのセッティングはそのつど、自分のコンディションの状況、開催当日の天候なども予想しながら、慎重に行います。
その間に、ドライバーは基本的なウェイトトレーニング、基礎体力を上げるトレーニングなどを契約したトレーニングジムで行い、試合当日に向けてコンディションを整えていきます。わたしは、当時まだそれほどメジャーではなかった『カーボローディング』という、たんぱく質と炭水化物の摂取量をコントロールする食事法も取り入れていたため、食事、基礎体力トレーニング、マシンセッティングとテスト走行という3本柱で、試合の開催スケジュールに合わせて調整を行っていました。
そして、レースウィークに入り、マシンのセッティングも決まって予選前のテスト走行が始まる頃になって、毎日の基礎体力トレーニング、食事法、テスト走行で組み立ててきたイメージの総仕上げのため『イメージトレーニング』を行っていました。
具体的に言うと、予選やレース当日の試合運びを予想できる限りのパターンでシュミレーションしながら、どのような状況でも自分の積み上げてきた努力が最大限生かせるような形で対応できるように、頭の中で映像化したイメージで事前リハーサルをするような感じです。
たとえば、天気で言うならば、晴天、曇り、雨と大きく3種類のパターンが考えられますが、その中でも、風向きはどうか、気圧はどうか、雨ならばどの程度の降りなのか、気温はどのくらいかなど、本当にさまざまな状況が考えられるわけです。
そのような予想しうる限りの状況において、いったい何が起こるのかを具体的に予想して対策を立て、その感覚をイメージしておくのと、その場で初めてその状況に遭遇するのでは、それこそ精神的な負担は雲泥の差があるように思います。
どのような状況からでも、そのときの自分にとって最大限に良い状況に持ち込むためには、なるべく良いイメージを描いて、それを何度も繰り返し自分の感覚に覚えこませることが、とても有効だと思います。
次回にレースが開催されるサーキットのコースのベストラインを、あらゆる天候や条件下であっても気持ち良く走行することができている様子を、ドライバーシートから見える景色、聞こえる音、漂う匂い、振動として伝わる皮膚感覚など、五感を総動員しながらイメージしながら、イメージ上のそのコースをラップ(1周)してみます。
そのとき、手にはストップウォッチを持って、スタートラインから1周の周回タイムを計測します。イメージが正確に描けている時には、最初、イメージ上の1周のラップタイムは、自分の過去のレコードタイムとほぼ同タイムになります。そこから、同じ1周のラップでも、スタートラインから1コーナーまで、1コーナーから第2コーナーまでと区間を区切ってタイムを計測していくのです。
それぞれの区間で、とても良い走りをイメージできた時には、当然の事ながらイメージの区間タイムも上がっているのですが、それが実現不可能なタイムではなく、過去の自分の区間タイムよりも、可能な範囲内でタイムアップできていて、さらにそのベストの区間タイムの走りのイメージを繋げて、1周でタイムアップできるようになるまで、イメージ上の周回を重ねていきます。
そして最終的に、過去の自分のそのサーキットのレコードタイムよりも0.5~1秒ほど速いタイムになるまで、何度も何度もイメージトレーニングを重ねていきます。その時、自分はマシンの動きをどのように感じるのか、景色はどのように見え、空気をどのように感じ、G(荷重)をどのように感じるのかを、丁寧に自分の身体と感覚に叩き込んでいきます。
そこまでのイメージが本当に完成すると、自然と自分の中に達成感や喜びがわきあがってくるものです。巷によくある成功本に出てくるような、根拠のない作り物の感覚ではなく、この感覚は本当にリアルです。このように実際に脳のレベルでは現実と区別が出来なくなるほど緻密に、繰り返し行うイメージトレーニングは、実際の試合の前に何度もリハーサルを行うのと同じような効果があるので、やはり良い結果に繋がることが多かったように思います。
わたしの場合、特に効果が高かったのは、スタート(8台ごぼう抜きなんて試合もあったほど、『スタートの女王』でした!)と、雨の日の走り、それから自分の目の前で他のマシンがスピンしたり、クラッシュした時などです。そういう時には、頭で考えていては当然対処できないわけで、考えるよりも前にアクションを起こさなければなりません。イメージトレーニングによって、そういう場合の走りもシュミレートできていたからこそ対応できた・・・という場面も結構ありました。
もちろん、レース本番では予想もつかない出来事が起こるのは当然としても、イメージトレーニングで作り上げたベストの走りは、レース中に何かの不調が起こったとき、ペースを乱して自滅してしまわないように、自分を立て直す時にもとても有効な一種の『経験』として自分の中に蓄積されていました。この『経験』があったからこそ、予想もできなかった出来事にも対応でき、逆境になればなるほどそれを逆手にとって、ある程度の結果を残せたのではないかと思っています。
『運も実力のうち』とよく言いますが、その運を引き寄せるためには、やはり目標に到達しようとする強い意志と、弛まぬ努力、そしてイメージの力がとても大切なのです。

DIARY

もうすぐ7月・・・

早いもので、今年もすでに折り返し地点を過ぎて後半戦に突入してしまいましたね(笑)わたしの通っている大学の前期試験がもうすぐ始まります。
去年が死ぬほど余裕がなかったけど、今年は・・・やっぱり余裕無いです(汗)その割には、今年は頑張ってこちらの記事を更新しています♪新しい記事のお知らせです。
リンク集交通安全・子どもの安全関連リンク
クルマの話→クルマ全般→クルマとエコロジー問題(1)基本知識
クルマとエコロジー問題(2)わたし達にできる事
エコロジー問題の記事は、旧オートグルーブにUPしていたものを、少々手直ししたものです。
旧サイトにUPしていた記事も、これから少しずつ手直しして、再度UPしていきます。

クルマの話, クルマ全般

クルマとエコロジー問題(2)わたし達にできる事

(2)わたし達に今すぐできること (乗り方、使い方、購入時の注意点など)
わたし達が普段のクルマとの付き合っていく中で、ちょっと意識するだけですぐに実行できるエコロジー対策をいくつか挙げてみましょう。基本的な考え方としては『低燃費』を意識していただければ良いと思います。『なるべくガソリンの無駄遣いをしない』という乗り方は、同時にガソリン代の節約にもなりますから、ガソリン代が高騰している現在、家計にとっても良い効果があるのではないでしょうか?
【駐、停車中のアイドリングをしない】
クルマを停めて誰かを待っている間、ほんのちょっと買い物や用事を済ませる間、クルマの中で休憩をしたい時、エアコンやCDをかけるためにエンジンを掛けっぱなしにしておくのは止めましょう。
【無意味な空ぶかしをしない】
エンジンを掛けた直後に暖機の為に空ぶかしをする人がいまだにいらっしゃいますが、最近のクルマには全く無意味で必要のないことです。暖機とは、エンジン類やオイル類がスタート直後にはまだ温まっておらず、全体としてスムーズに動かない事を考慮して、少し温まり水温計が動き出すまではゆっくりと扱ってあげましょうということです。また、赤信号や渋滞での停止時に意味もなく空ぶかしをするのも止めましょう。
【エコノミーモードで走る】
オートマティックのクルマで、エコノミーモードに切り替えられるのであれば、なるべくエコノミーモードを使いましょう。OD(オーバードライブ)も積極的に使ってみてください。また、マニュアルミッション車であれば、早め早めのシフトアップを心がけてエンジン回転数を上げ過ぎないよう運転しましょう。
【不要な荷物は積まない】
アウトドア用品や折りたたみ自転車、また、趣味やスポーツの道具類などをクルマのトランクに積みっぱなしにしている人も多いと思います。クルマは全体の重量が重くなればなるほど燃費が悪くなります。クルマのトランクを荷物の保管場所にしないで、不要な荷物は積まないようにしましょう。
【スムーズな運転を心がける 急発進、急加速をしない】
急発進、急加速、急ブレーキを繰り返すような運転はガソリンをジャバジャバ撒き散らしているようなもの。クルマ自体やタイヤの為にも良くないし、第一事故にもつながりやすいです。もしも、ワザとじゃなくてそうなってしまうのだったら、シートポジションが合っていないか、履いている靴に問題があるのかもしれません。まさか厚底シューズやハイヒールで運転してるなんて事は・・・ありませんよね?
【違法な路上駐車をしない】
違法な路上駐車は渋滞の原因になる事があります。渋滞も停車中のアイドリングと同じような状態です。起こさなくていい渋滞をなるべく起こさないように、自分の行動をよく考えて自分自身で判断しましょう。「みんなやっているから。」という理由は成り立ちません。どうして他人の判断に自分の行動を任せられるのでしょうか?
【定期点検を怠らず、不具合は早めに修理する】
クルマに不具合があったり、消耗部品の交換を怠ったままでいると、燃費が悪くなるだけではなくクルマ自体の寿命も短くなってしまいます。クルマの定期点検は「気がつく範囲では別に悪いところがないからやらなくてもいい」ものではなく、いわばクルマの健康診断だと思ってきちんと受けましょう。気がつかないままでいると大きなトラブルや事故につながる不具合も、早期発見できれば未然に防ぐ事ができるのです。
【タイヤの空気圧をまめにチェックする】
タイヤの空気圧は燃費に影響します。環境庁の資料によると、適正値から0.5kgf/cm2減った状態では、100km当たり0.26リットルも余計にガソリンを消費してしまう事もあるのです。なるべく定期的に空気圧をチェックするように心がけましょう。ガソリンスタンドでお願いすれば簡単にチェックできます。 (タイヤの指定空気圧は運転席のドアの端かセンターピラー側に表示されています。)
【エアコンは必要最小限にする】
本当に必要な場合以外は、なるべくエアコンを使わないようにするのも燃費を良くするのに大変役立ちます。エアコンは想像以上にガソリンを消費しています。車内の冷やしすぎ、暖めすぎは身体にも良くありません。外気温±5℃以上に車内温度を上げ下げしてしまうと、クルマに乗り降りするたびに身体が温度の変化に対応せねばならず非常に疲れてしまいます。
【至近距離ならば車を使わない】
たくさんの買い物をしに行かなければいけない時、小さなお子さんがいらっしゃる場合、病人を移動させる場合などはクルマは大変便利な道具ですが、ちょっと近所に用事がある程度で荷物が少ない場合には、なるべく徒歩や自転車にしてみましょう。また、駅まで少し距離があるからとご家族を送り迎えしてあげるのも思いやりではありますが、せっかくの『自分の足で歩く』チャンスを失わせてしまっているだけなのかもしれません。
便利だからと言ってクルマに頼りすぎてしまうと、身体を動かす事が全くない生活になりかねません。『クルマを持っているからいつでも使うのが当たり前』ではなく、『目的の手段として、今回クルマを使う必要性があるのか?』を、クルマに乗りこむ前に毎回考えてみる習慣をつけましょう。そのかわり、遠出をする、ドライブを楽しむ、等の場合には思いきり楽しむといった具合にメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。
【クルマを購入する際のチェックポイントの1つにする】
クルマを購入する再は『趣味』『使用目的』『価格』『使い勝手の良さ』など、人それぞれ様々な条件に見合う車種を選ばれると思います。そのポイントの1つとして『環境に優しいクルマか?』『メーカーの環境対策はどのようなものか?』『廃車にする場合はどの程度リサイクルできるのか?』という事も比較検討の材料に付け加えて、カタログをチェックしたり、わからない事はセールスの方にどんどん質問してみましょう。
各自動車メーカーも環境問題には非常に神経を使っている事と思いますが、現状ではまだまだ全メーカーの全車種において徹底されているわけではありません。『そのクルマを選んで購入する』という事は、そのクルマが環境に良くても悪くても選ぶ消費者側に責任が移ります。メーカーは消費者のニーズに非常に敏感です。つまり『私達が何を選ぶか?』が、自動車業界の動きを早めたり遅くしたりできると言う事です。
他人の意見やその場の雰囲気に惑わされず、きちんと納得した上で、責任を持って『自分のクルマ』を選びましょう。

クルマの話, クルマ全般

クルマとエコロジー問題(1)基本知識

この問題を扱うことは「クルマのある楽しい生活」を提唱しているわたしには少々気が重いことです。
なぜなら、極端に言ってしまえば、「エコロジー的には、クルマに乗らないのが一番良い。」という話に行きついてしまうからです。
けれど、小さなお子様のいらっしゃるご家庭にとってクルマは大変に便利な移動手段ですし、また、老人介護などの場面でも大いに活躍してくれますよね。一度クルマのある生活を経験してしまうと、なかなか『クルマに乗らない』という選択は難しいのではないでしょうか。
日々の生活の中でクルマを必要とする、またクルマとの生活を楽しみ愛するわたし達は、この環境問題について見て見ないフリをするのではなく、クルマが環境に与える問題点をきちんと認識した上で、「どんなクルマを選ぶのか?」 また、「どんな乗り方をするのか?」をもう1度検討してみるべきでしょう。
もちろん、このエコロジー問題に関しては、ご存知のように各自動車メーカーでもさまざまな取り組みや開発が進んでいます。すでに販売され人気のある「ハイブリッドカー」だけではなく、もっと多様なアプローチの低燃費車種も次々と発表されていくでしょう。
ただ、この環境問題はわたし達の、いえ、地球とそこに生きる全ての生物の未来を左右するとても大切な問題です。クルマを作る側の自主努力に任せて他人事のように見守っている場合ではありません。
「環境なんてわたし一人がちょっとくらい頑張っても良くなるってわけでもないし・・・・。」・・・本当にそうでしょうか?
個人の力が集まって大きな社会の力や流れになるのです。
今すぐ、『わたし達一人一人が出来る事から』始めてみましょう。
クルマを『エコロジーの大敵』にしないために・・・・、わたし達の地球と、明るい未来を守るために・・・・。
(1)クルマが引き起こす環境問題とは?(基本知識)
少しむずかしい話になりますが、まずは『クルマが引き起こす環境破壊とは何か?」を正しく知るところから始めてみましょう。
自動車公害というと、以前から自動車(特にディーゼル車)の排気ガスによる窒素酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)などの人体に対する悪影響(発ガン、喘息など)、光化学スモッグ、酸性雨、騒音公害などが 指摘されていましたが、現在最も問題視されているのが、地球温暖化に対する悪影響と言われています。
自動車は化石燃料(ガソリン、軽油)を燃やすことによって動力を生み出していますが、同時に大量の二酸化炭素(CO2)を大気中に放出しています。この大量のCO2が地球環境にとって、どのような悪い影響をもたらすのでしょうか?
地球の気温は、太陽からの日射エネルギー量と地球から宇宙に出ていく熱量のバランスで決まります。太陽光線は大気を通過して、まず地表を暖め、熱を吸収した地表からは熱エネルギーが大気中に放射されます。その後本来ならば宇宙に出ていってしまうはずのエネルギー(赤外線)が、CO2や水蒸気などの微量気体によって吸収され大気中に留まり、温室のように地球を暖める事を「温室効果」と言います。
元々はこの温室効果をもたらすガスには、地球上の気温を平均約15℃に保つという大切な役割があり、自然界で生み出される量ならば何の問題もありませんでした。
この温室効果ガスと呼ばれるものには、CO2のほかにもメタンやフロンなどがありますが、とりわけ、フロンなどの人工の化学物質は二酸化炭素より温室効果が強く、微量でもその影響が大きいとされています。地球の温暖化は大気中に大量に放出された二酸化炭素やフロンなどが原因であり、これは人為的な活動の産物です。
現在数々指摘されている地球環境問題の中でも、この「温室効果」が地球に及ぼす影響がもっとも大きく、また深刻であると言われています。もし今後、地球規模で気温が上昇していってしまった場合、地球環境に大きな変化が起こり、動植物の生態系にまで影響を及ぼすことは周知の事実です。
具体的には、「激しい気候の変化や局所的な異常気象」「海水面の上昇による地形の変化、陸地の水没」「絶滅する何種もの動植物」「水害の多発、または砂漠化する地域の出現」「農作物、水産物への影響から来る食糧難」などといった様々な影響がすでに世界各国で起こりはじめています。
地球環境は本来、あらゆる面で絶妙なバランスの上に成り立っていました。今までは何とか持ちこたえてくれていたこのバランスがひとたび大きく崩れた時、本当に何が起こるのか、わたし達人間が生き延びる事が出来るのか、現時点では誰にもわからないでしょう。
環境庁などの資料によると、このままのペースでCO2の排出量が増えつづけた場合、21世紀末には平均気温で約2℃の上昇、海水面は平均約50cmの上昇と予想されています。この数字だけを見るとたいした変化だと思えない人も多いでしょうが、実はそこには数字の錯覚があります。
これらの数字はあくまで地球全体の平均値であり、最高値ではありません。地域によっては致命的なダメージを受ける数字かもしれないものでも、平均値にするとマイルドな数字に見えてしまいます。
また、その変化は100年後の遠い未来にいきなり起こるというものでもありません。現在すでにその兆候が現れています。世界各国ですでに起こっている異常気象や大規模な自然災害などは、地球からの最後通告なのかもしれません。
日本のCO2排出量は年間およそ3億4千万トンで、1ヶ国だけでアフリカ大陸全体や南米大陸全体よりも多くのCO2を排出しています。その内訳は、工場などの生産部門から約30%、発電部門から約25 %、家庭から約25%、そして自動車から約20%という割合です。
自動車からの割合の中で自家用車から排出されるCO2を約15%とすると、個人あるいは家庭において排出するCO2の総量は日本全体の4割以上にもなります。1997年に行われた地球温暖化防止京都会議では「京都議定書」という形で、初めてCO2など温室効果ガスに関する先進国の削減数値目標が決められ、日本は2008~2012年までに1990年水準の6%カットを実行する事に決まりました。
しかし、科学者レベルの判断では、現在の温暖化の進行を止めるためには、もはや温室効果ガス(CO2)の排出量を、森林や海水の吸収容量を考慮して、現在の半分以下にしなければならないという非常に切迫した状態となっています。
これは単に国や自治体、あるいは企業などの自主的な努力や新しい技術開発に任せておけば済むといった問題ではなく、わたし達一人一人が小さな事からでも常に地球環境に対する配慮を心がけ、個人レベルでも出来る限りの努力をしていかなければどうにもならない段階まで進んでしまっているということです。
各家庭で取り組まなければいけない温暖化対策としては、ゴミの削減、節電または節水、リサイクルなどの様々な方法が挙げられ、すでに実行されていらっしゃる方も多いと思いますが、クルマにおいてもわたし達自身がすぐに実行できるエコロジー対策がたくさんあります。
1人の努力は微力でも、多くの人が実行すれば必ず良い結果が現れます。また消費者レベルで意識やニーズが劇的に変われば、自動車メーカー各社の技術開発のスピードもさらに早まることでしょう。

DIARY

目指せ100記事!

梅雨本番の鬱陶しい季節になりましたね。蒸し暑いのは本当に体力を消耗して辛いです。
とは言うものの、今日も学校の後、1時間掛けて家まで歩いて帰りました。
歩いた後はかえって元気になっているのがとても不思議です。
やはり人間は身体を動かすようにできているのでしょうか?
ところで、また新記事UPしました。今日はイメージトレーニングについての記事です。
家に帰る道すがら、記事の内容をずっと構成しながら歩いていました。
現在このブログでの記事は、この日記でようやく55記事目です。
足掛け3年で55記事はちょっと少なすぎますね(汗)今年中の100記事達成目指して、もう少しペースを上げるよう頑張ります♪ココロの話→イメージトレーニング→「イメージトレーニングのその前に」

イメージトレーニング, ココロの話

イメージトレーニングのその前に

イメージトレーニングについては、さまざまな願望実現系のビジネス書が出ていますが、読んでみると疑問に思うような安易な内容も少なくないように感じています。
成功のイメージを強く描くことも、ポジティブな気持ちで夢を追いかけることも、もちろん毎日を楽しく、幸せに生きるために大切なことだと思いますが、もしもあなたが本当に自分のやりたいことや夢を叶えようと思っているのならば、イメージトレーニングのその前にするべきことがあるように思います。
それは、コツコツとひたむきに、絶え間なく日々積み重ね続ける『努力』です。
自分の目指す夢や目標に向かって、1歩ずつでも近付くことが出来るよう、サボらず、腐らず、実践的な努力をし続けることが、夢の実現には最も必要なことです。
日常的な身体の動かし方をシュミレーションすることや、楽しく幸せな気持ちで毎日をすごすためのイメトレならば、そこまで努力の重要性を説く必要はないのですが・・・。
でも、あなたがもしプロのスポーツ選手を目指しているのであれば、真っ先にやらなければいけないのは基礎体力を強化し、持久力や瞬発力をつけて、どのような状況の下でも次の一手を判断できるだけの余裕を持てるように、身体的にも精神的にも鍛え上げることでしょう。
また、仕事で出世したい、学業で好成績を挙げたいという場合でも、まずやるべきことは、自分に出来る限りの『努力』です。
何かについて、通常求められていること以上の『努力』をしてみて、初めて分かること、気付くことはたくさんあります。
その領域に足を踏み入れることもないまま、実力以上の結果を望んだとしても、それが叶う可能性はあまり高いとはいえないでしょう。
わたしが願望実現系の本をあまり信用できないと感じている理由は、そのような、泥臭くてあまりスマートではない『努力』の重要性について書かれている本があまりに少なく、イメージさえ上手く出来れば、誰でも簡単に願望が叶えられるように誤解を与えてしまうような記述が多いためなのです。
特に、スポーツでプロになるような人は、もともと持って生まれた才能(ギフト)もあるのでしょうけれど、それよりも、普通の人が想像もつかないくらいの絶え間ない日々の努力を、長年にわたって続けられる精神力があること・・・それが最大の資質なのではないかと、わたしは思っています。
努力も無しに、ただ単にポジティブなイメージさえできれば何かを成し遂げられると思うのは、何か凄いことが出来る自分をただ『妄想』しているにすぎないように感じます。
そんなイメージトレーニングにはあまり意味がないでしょうし、目標も叶わないでしょう。
たとえ万が一、強運だけで夢が叶ったとしても、それに見合う自分がキチンと育っていなければ、そのポジションを維持することも出来ず、その先に進むことも出来ないかもしれません。
イメージトレーニングの本当の力とは、きちんと努力を積み重ねた人が、周囲の常識の壁や、自分のネガティブなMyルールや、つい弱気になって努力の成果を軽く感じてしまう臆病さを跳ね除けて、努力した分だけの実力を遺憾なく発揮できるようにしてくれるものなのです。
巷に溢れている、願望実現や成功哲学の本を読んで、ポジティブなイメージだけを作り上げようとしたり、願望を紙に書き出したりする前に、自分が望む夢や希望があるのであれば、その夢や希望に到達するために必要な努力を、1日1日積み重ねていく・・・・、これが、遠回りに見えて、実は1番早く夢に到達できる方法です。
自分は誰がなんと言おうとも本気でやるのだと覚悟を決めて、今すぐに努力し始めることが大切です。
その努力をしている中で、なかなか成果が出ずにネガティブな気持ちが強くなってしまう時、辛くなって投げ出してしまいそうな時に、夢が叶って喜びに満ち溢れている自分の感情を生き生きとイメージすることで、モチベーション(動機付け)を維持することもできるでしょう。
イメトレは怪しい新興宗教のおまじないや魔法、セミナーの成功哲学の類とは全く違います。
実践的な日々の努力とセットで行って、初めて劇的な効果のでるものです。
努力に裏付けられた自分の実力を十分に引き出し、結果に繋げるための方法なのです。