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中林香が贈る女性のための心と体と車のブログ

元・女性レーシングドライバーの中林 香(なかばやし かおる)が、クルマの運転はもちろん、元スポーツ選手としての経験と、大学で心理学を専攻して得た知識をもとに、よくある心の問題やちょっとした体の不調との向き合い方、ストレスの対処法など、ココロとカラダに優しい生活をおくるための知恵やテクニックをご紹介します。

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クルマ全般
クルマの話, クルマ全般

チャイルドシートの選び方・取り付け方

チャイルドシートについてはすでに「特集」という形で記事をUPしてありますが「本当のところ、どのチャイルドシートが良いのか教えて欲しい」「取り付け方に自信が無い」「どこに取り付けたら良いのかわからない」「海外に行く場合や、タクシー・バスなどではどうすれば・・・」などといった疑問が多いようなので、あらためてもう1度記事を書くことにしました。
チャイルドシートを選ぶ時、取り付ける時の参考にしてみてくださいね。
1.チャイルドシートは子どもの成長に合わせて買い換える
チャイルドシートは生後すぐの乳児期から、学童期までずっと必要となるものです。
赤ちゃん時代、幼児期、学童期で使用する3パターンを考えておくと良いと思います。
1つの製品で全ての時期をカバーする「ロングライフ」タイプの製品もありますが、チャイルドシートはとにかく汚れやすいですし、全ての時期をカバーすると言うことは全ての時期で子どもの体に合っていないということになるので、わたしはお勧めしません。
基本的な組み合わせとして以下のような3種類のシートの使い分けが良いと思います。
乳児期・・・ベビーシート(新生児~15ヶ月)ベッドタイプならば、頭部が深くなっている製品が良いです。
幼児期・・・チャイルドシート(9ヶ月~4歳)見た目や機能の多さより、使いやすさを重視しましょう。
学童期・・・ジュニアシート(3歳~11歳)学童用のジュニアシートも頭部を守れるハイバックが良いです。
メーカーについてはあまり言及できませんが、安全性、機能性が特に優れているなぁと思うのは、ドイツのメーカーのものです。日本製も悪くないと思いますが、2006年の道交法改正により、2012年7月までにチャイルドシートの安全基準をヨーロッパの統一基準に完全一致させることに決まっています。すでに日本のメーカーでも対応しているとは思いますが、ドイツ製は最初からこの基準をクリアしているため、その点は特に安心して購入できます。
購入時に特に注意して頂きたいのは、「自分で取り付けたり外したりできる製品か?」ということと、「子どもをスムーズに乗り降りさせられるデザインか?」という点です。
たくさんの機能を詰め込んで、その分高価になっているチャイルドシートもありますが、重いもの、取り付け方、使い方が面倒なもの、子どもの乗り降りがスムーズに出来ないものなどは、購入してもついつい使用しなくなってしまうという最悪の結果になりかねません。
独立行政法人 自動車事故対策機構のHP内の、チャイルドシートアセスメントのにはメーカー別、製品別のチャイルドシートの安全性テストの結果を公表してあります。
リンクしておきますので、購入を予定している方はぜひ参考にしてみてください。
チャイルドシートアセスメント
2.チャイルドシートの取り付け位置と取り付け方
チャイルドシートは必ず助手席以外(後部座席)に取り付けましょう。5人乗りのセダンならば運転席の後ろの席が最も安全な取り付け位置となります。
取り付けは説明書の手順に従って、固定されているかどうかを確認しながらしっかりと固定させてください。取り付けには女性の力ならば相当本気を出して、全身を使って取り付ける感じになると思います。取り付け後に思いっきり前後左右に動かしてみてグラグラ動くなら、きちんと固定されておらずかえって危ない状態となってしまいます。
JAFのHPに、基本的なタイプのチャイルドシートの取り付け手順が写真で説明してあります。
「全身を使って取り付ける」というイメージがわかりやすい写真だと思いますので、こちらもリンクしておきます。
JAF チャイルドシートガイド
3.その他 注意事項など
海外旅行などでレンタカーを利用する場合は、チャイルドシートのレンタルもありますので、レンタカー会社に申し込みをする際に、チャイルドシートのレンタルの予約をしておくと良いでしょう。
今年の道交法改正により、タクシーやバスなどでも後部座席のシートベルトが義務付けられることとなったため、今後はチャイルドシートも貸し出しされるようになっていくと思います。
とはいえ、現時点ではまだ、用意されているタクシーやバスなどはほとんど無い状態ですのでタクシーやバスを利用してお子さんと移動するのが、かえって難しくなっていると言えるでしょう。
そこで注目されているのが、持ち運びに便利で軽く、着る状態で使用する「ベスト型」ですが、ベスト型については安全基準を満たしているものは皆無ですし、かえって内臓圧迫を起こす危険性があります。
子どもがチャイルドシートもどきをしているという状態が大切なのか、それとも万が一の場合子どもの命を確実に守ることが大切なのかを、よく考えてどうするべきか選択してくださいね。

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クルマとエコロジー問題(2)わたし達にできる事

(2)わたし達に今すぐできること (乗り方、使い方、購入時の注意点など)
わたし達が普段のクルマとの付き合っていく中で、ちょっと意識するだけですぐに実行できるエコロジー対策をいくつか挙げてみましょう。基本的な考え方としては『低燃費』を意識していただければ良いと思います。『なるべくガソリンの無駄遣いをしない』という乗り方は、同時にガソリン代の節約にもなりますから、ガソリン代が高騰している現在、家計にとっても良い効果があるのではないでしょうか?
【駐、停車中のアイドリングをしない】
クルマを停めて誰かを待っている間、ほんのちょっと買い物や用事を済ませる間、クルマの中で休憩をしたい時、エアコンやCDをかけるためにエンジンを掛けっぱなしにしておくのは止めましょう。
【無意味な空ぶかしをしない】
エンジンを掛けた直後に暖機の為に空ぶかしをする人がいまだにいらっしゃいますが、最近のクルマには全く無意味で必要のないことです。暖機とは、エンジン類やオイル類がスタート直後にはまだ温まっておらず、全体としてスムーズに動かない事を考慮して、少し温まり水温計が動き出すまではゆっくりと扱ってあげましょうということです。また、赤信号や渋滞での停止時に意味もなく空ぶかしをするのも止めましょう。
【エコノミーモードで走る】
オートマティックのクルマで、エコノミーモードに切り替えられるのであれば、なるべくエコノミーモードを使いましょう。OD(オーバードライブ)も積極的に使ってみてください。また、マニュアルミッション車であれば、早め早めのシフトアップを心がけてエンジン回転数を上げ過ぎないよう運転しましょう。
【不要な荷物は積まない】
アウトドア用品や折りたたみ自転車、また、趣味やスポーツの道具類などをクルマのトランクに積みっぱなしにしている人も多いと思います。クルマは全体の重量が重くなればなるほど燃費が悪くなります。クルマのトランクを荷物の保管場所にしないで、不要な荷物は積まないようにしましょう。
【スムーズな運転を心がける 急発進、急加速をしない】
急発進、急加速、急ブレーキを繰り返すような運転はガソリンをジャバジャバ撒き散らしているようなもの。クルマ自体やタイヤの為にも良くないし、第一事故にもつながりやすいです。もしも、ワザとじゃなくてそうなってしまうのだったら、シートポジションが合っていないか、履いている靴に問題があるのかもしれません。まさか厚底シューズやハイヒールで運転してるなんて事は・・・ありませんよね?
【違法な路上駐車をしない】
違法な路上駐車は渋滞の原因になる事があります。渋滞も停車中のアイドリングと同じような状態です。起こさなくていい渋滞をなるべく起こさないように、自分の行動をよく考えて自分自身で判断しましょう。「みんなやっているから。」という理由は成り立ちません。どうして他人の判断に自分の行動を任せられるのでしょうか?
【定期点検を怠らず、不具合は早めに修理する】
クルマに不具合があったり、消耗部品の交換を怠ったままでいると、燃費が悪くなるだけではなくクルマ自体の寿命も短くなってしまいます。クルマの定期点検は「気がつく範囲では別に悪いところがないからやらなくてもいい」ものではなく、いわばクルマの健康診断だと思ってきちんと受けましょう。気がつかないままでいると大きなトラブルや事故につながる不具合も、早期発見できれば未然に防ぐ事ができるのです。
【タイヤの空気圧をまめにチェックする】
タイヤの空気圧は燃費に影響します。環境庁の資料によると、適正値から0.5kgf/cm2減った状態では、100km当たり0.26リットルも余計にガソリンを消費してしまう事もあるのです。なるべく定期的に空気圧をチェックするように心がけましょう。ガソリンスタンドでお願いすれば簡単にチェックできます。 (タイヤの指定空気圧は運転席のドアの端かセンターピラー側に表示されています。)
【エアコンは必要最小限にする】
本当に必要な場合以外は、なるべくエアコンを使わないようにするのも燃費を良くするのに大変役立ちます。エアコンは想像以上にガソリンを消費しています。車内の冷やしすぎ、暖めすぎは身体にも良くありません。外気温±5℃以上に車内温度を上げ下げしてしまうと、クルマに乗り降りするたびに身体が温度の変化に対応せねばならず非常に疲れてしまいます。
【至近距離ならば車を使わない】
たくさんの買い物をしに行かなければいけない時、小さなお子さんがいらっしゃる場合、病人を移動させる場合などはクルマは大変便利な道具ですが、ちょっと近所に用事がある程度で荷物が少ない場合には、なるべく徒歩や自転車にしてみましょう。また、駅まで少し距離があるからとご家族を送り迎えしてあげるのも思いやりではありますが、せっかくの『自分の足で歩く』チャンスを失わせてしまっているだけなのかもしれません。
便利だからと言ってクルマに頼りすぎてしまうと、身体を動かす事が全くない生活になりかねません。『クルマを持っているからいつでも使うのが当たり前』ではなく、『目的の手段として、今回クルマを使う必要性があるのか?』を、クルマに乗りこむ前に毎回考えてみる習慣をつけましょう。そのかわり、遠出をする、ドライブを楽しむ、等の場合には思いきり楽しむといった具合にメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。
【クルマを購入する際のチェックポイントの1つにする】
クルマを購入する再は『趣味』『使用目的』『価格』『使い勝手の良さ』など、人それぞれ様々な条件に見合う車種を選ばれると思います。そのポイントの1つとして『環境に優しいクルマか?』『メーカーの環境対策はどのようなものか?』『廃車にする場合はどの程度リサイクルできるのか?』という事も比較検討の材料に付け加えて、カタログをチェックしたり、わからない事はセールスの方にどんどん質問してみましょう。
各自動車メーカーも環境問題には非常に神経を使っている事と思いますが、現状ではまだまだ全メーカーの全車種において徹底されているわけではありません。『そのクルマを選んで購入する』という事は、そのクルマが環境に良くても悪くても選ぶ消費者側に責任が移ります。メーカーは消費者のニーズに非常に敏感です。つまり『私達が何を選ぶか?』が、自動車業界の動きを早めたり遅くしたりできると言う事です。
他人の意見やその場の雰囲気に惑わされず、きちんと納得した上で、責任を持って『自分のクルマ』を選びましょう。

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クルマとエコロジー問題(1)基本知識

この問題を扱うことは「クルマのある楽しい生活」を提唱しているわたしには少々気が重いことです。
なぜなら、極端に言ってしまえば、「エコロジー的には、クルマに乗らないのが一番良い。」という話に行きついてしまうからです。
けれど、小さなお子様のいらっしゃるご家庭にとってクルマは大変に便利な移動手段ですし、また、老人介護などの場面でも大いに活躍してくれますよね。一度クルマのある生活を経験してしまうと、なかなか『クルマに乗らない』という選択は難しいのではないでしょうか。
日々の生活の中でクルマを必要とする、またクルマとの生活を楽しみ愛するわたし達は、この環境問題について見て見ないフリをするのではなく、クルマが環境に与える問題点をきちんと認識した上で、「どんなクルマを選ぶのか?」 また、「どんな乗り方をするのか?」をもう1度検討してみるべきでしょう。
もちろん、このエコロジー問題に関しては、ご存知のように各自動車メーカーでもさまざまな取り組みや開発が進んでいます。すでに販売され人気のある「ハイブリッドカー」だけではなく、もっと多様なアプローチの低燃費車種も次々と発表されていくでしょう。
ただ、この環境問題はわたし達の、いえ、地球とそこに生きる全ての生物の未来を左右するとても大切な問題です。クルマを作る側の自主努力に任せて他人事のように見守っている場合ではありません。
「環境なんてわたし一人がちょっとくらい頑張っても良くなるってわけでもないし・・・・。」・・・本当にそうでしょうか?
個人の力が集まって大きな社会の力や流れになるのです。
今すぐ、『わたし達一人一人が出来る事から』始めてみましょう。
クルマを『エコロジーの大敵』にしないために・・・・、わたし達の地球と、明るい未来を守るために・・・・。
(1)クルマが引き起こす環境問題とは?(基本知識)
少しむずかしい話になりますが、まずは『クルマが引き起こす環境破壊とは何か?」を正しく知るところから始めてみましょう。
自動車公害というと、以前から自動車(特にディーゼル車)の排気ガスによる窒素酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)などの人体に対する悪影響(発ガン、喘息など)、光化学スモッグ、酸性雨、騒音公害などが 指摘されていましたが、現在最も問題視されているのが、地球温暖化に対する悪影響と言われています。
自動車は化石燃料(ガソリン、軽油)を燃やすことによって動力を生み出していますが、同時に大量の二酸化炭素(CO2)を大気中に放出しています。この大量のCO2が地球環境にとって、どのような悪い影響をもたらすのでしょうか?
地球の気温は、太陽からの日射エネルギー量と地球から宇宙に出ていく熱量のバランスで決まります。太陽光線は大気を通過して、まず地表を暖め、熱を吸収した地表からは熱エネルギーが大気中に放射されます。その後本来ならば宇宙に出ていってしまうはずのエネルギー(赤外線)が、CO2や水蒸気などの微量気体によって吸収され大気中に留まり、温室のように地球を暖める事を「温室効果」と言います。
元々はこの温室効果をもたらすガスには、地球上の気温を平均約15℃に保つという大切な役割があり、自然界で生み出される量ならば何の問題もありませんでした。
この温室効果ガスと呼ばれるものには、CO2のほかにもメタンやフロンなどがありますが、とりわけ、フロンなどの人工の化学物質は二酸化炭素より温室効果が強く、微量でもその影響が大きいとされています。地球の温暖化は大気中に大量に放出された二酸化炭素やフロンなどが原因であり、これは人為的な活動の産物です。
現在数々指摘されている地球環境問題の中でも、この「温室効果」が地球に及ぼす影響がもっとも大きく、また深刻であると言われています。もし今後、地球規模で気温が上昇していってしまった場合、地球環境に大きな変化が起こり、動植物の生態系にまで影響を及ぼすことは周知の事実です。
具体的には、「激しい気候の変化や局所的な異常気象」「海水面の上昇による地形の変化、陸地の水没」「絶滅する何種もの動植物」「水害の多発、または砂漠化する地域の出現」「農作物、水産物への影響から来る食糧難」などといった様々な影響がすでに世界各国で起こりはじめています。
地球環境は本来、あらゆる面で絶妙なバランスの上に成り立っていました。今までは何とか持ちこたえてくれていたこのバランスがひとたび大きく崩れた時、本当に何が起こるのか、わたし達人間が生き延びる事が出来るのか、現時点では誰にもわからないでしょう。
環境庁などの資料によると、このままのペースでCO2の排出量が増えつづけた場合、21世紀末には平均気温で約2℃の上昇、海水面は平均約50cmの上昇と予想されています。この数字だけを見るとたいした変化だと思えない人も多いでしょうが、実はそこには数字の錯覚があります。
これらの数字はあくまで地球全体の平均値であり、最高値ではありません。地域によっては致命的なダメージを受ける数字かもしれないものでも、平均値にするとマイルドな数字に見えてしまいます。
また、その変化は100年後の遠い未来にいきなり起こるというものでもありません。現在すでにその兆候が現れています。世界各国ですでに起こっている異常気象や大規模な自然災害などは、地球からの最後通告なのかもしれません。
日本のCO2排出量は年間およそ3億4千万トンで、1ヶ国だけでアフリカ大陸全体や南米大陸全体よりも多くのCO2を排出しています。その内訳は、工場などの生産部門から約30%、発電部門から約25 %、家庭から約25%、そして自動車から約20%という割合です。
自動車からの割合の中で自家用車から排出されるCO2を約15%とすると、個人あるいは家庭において排出するCO2の総量は日本全体の4割以上にもなります。1997年に行われた地球温暖化防止京都会議では「京都議定書」という形で、初めてCO2など温室効果ガスに関する先進国の削減数値目標が決められ、日本は2008~2012年までに1990年水準の6%カットを実行する事に決まりました。
しかし、科学者レベルの判断では、現在の温暖化の進行を止めるためには、もはや温室効果ガス(CO2)の排出量を、森林や海水の吸収容量を考慮して、現在の半分以下にしなければならないという非常に切迫した状態となっています。
これは単に国や自治体、あるいは企業などの自主的な努力や新しい技術開発に任せておけば済むといった問題ではなく、わたし達一人一人が小さな事からでも常に地球環境に対する配慮を心がけ、個人レベルでも出来る限りの努力をしていかなければどうにもならない段階まで進んでしまっているということです。
各家庭で取り組まなければいけない温暖化対策としては、ゴミの削減、節電または節水、リサイクルなどの様々な方法が挙げられ、すでに実行されていらっしゃる方も多いと思いますが、クルマにおいてもわたし達自身がすぐに実行できるエコロジー対策がたくさんあります。
1人の努力は微力でも、多くの人が実行すれば必ず良い結果が現れます。また消費者レベルで意識やニーズが劇的に変われば、自動車メーカー各社の技術開発のスピードもさらに早まることでしょう。

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08年6月1日施行の道交法改正について

08年6月1日から施行された道交法改正についての記事、ずいぶん遅くなってしまいました。
今回の改正は大きく分けて、自転車対策、高齢者対策、被害軽減対策が柱となっており、わたし達が特に注意するべき部分としては、自転車の歩道通行区分が明確化されたことで、それ以外の条件下では自転車は車道を走行しなければいけないことがあらためて明示されたこと、そして後部座席のシートベルト着用の義務化といったところでしょうか。
今後は、タクシーやバスなどでもシートベルトの全員着用が義務付けられます。
ちょっと面倒かなぁとも思いますが、万が一事故に遭った場合には、シートベルトのおかげで助かるケースも多いのですから、きちんと着用するようにしなければいけませんね。
自転車の走行区分については、今まで歩道の走行が違反だと知らなかった方も多いのではないでしょうか?
改正後も、歩道をわがもの顔で、歩行者を縫うように爆走する自転車をたくさん見かけますが、自転車が歩行者とぶつかり、歩行者に怪我を負わせたり、死亡させてしまった場合の賠償金は、相当な金額になります(死亡事故で5000万の賠償金の支払いが命じられた例もあります)。
自転車は特に、自動車のように自賠責保険への加入が義務付けられていないし、任意保険に加入して乗っている人も少ないと思いますので、事故を起こしたときにはとんでもないことになりかねません。
車道を自転車で走るのは、クルマがクラクションを鳴らしたりして怖いという意見も多く聞きますが、今後は、クルマのドライバーも自転車の車道走行をきちんと理解して、譲り合って事故のないよう、お互いに気をつけなければいけませんね。
-以下 警察庁HPより転載-【自転車利用者対策】1. 普通自転車の歩道通行可能要件の明確化自転車は、自転車通行可の標識のある歩道以外の区間は基本的に車道を通行することになっていますが、今回の改正で以下の条件下において歩道を通行できることになりました。
・道路標識等で指定(歩道通行可)された場合
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・運転者が児童・幼児(13歳未満の子ども)の場合・運転者が70歳以上の場合・運転者が身体に障害のある場合・車道又は交通の状況からみてやむを得ない場合※歩行者は、「普通自転車通行指定部分」をできるだけ避けて通行するよう努めなければなりません。
2. 乗車用ヘルメット着用努力義務の導入児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童・幼児(13歳未満の子ども)を自転車に乗車させるとき、補助イスなどで同乗させるときは、乗車用ヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。
3. 地域交通安全活動推進委員の活動の見直し地域交通安全活動推進委員の活動に、「自転車の適正な通行の方法について住民の理解を深めるための運動の推進」が加えられ、自転車の通行ルールに関する広報啓発や街頭活動が活性化されます。
【高齢運転者対策等】・75歳以上の者及び聴覚障害者の保護・75歳以上の者及び聴覚障害者は、普通自動車を運転する場合、それぞれ内閣府令で定める「高齢運転者標識」、「聴覚障害者標識」を表示しなければなりません。
だだし、「聴覚障害者標識」の表示は、ワイドミラーの装着を条件に免許を取得した者が対象となります。
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・また、これらの標識を表示した普通自動車に対する幅寄せ等が禁止されています。
《罰則等》・対象者が高齢運転者標識・障害者運転者標識を表示しなかった場合 2万円以下の罰金又は科料 4千円  違反点 1点・高齢運転者標識・障害者運転者標識を表示した車に幅寄せや割り込みをした場合 5万円以下の罰金 6千円  違反点 1点・ワイドミラーの条件に反してワイドミラーを装着しなかった場合 3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金 7千円  違反点 2点注:何れも普通自動車の場合です。
【被害軽減対策】・後部座席シートベルトの着用義務付け※自動車の運転手は、助手席以外についても、シートベルトを装着しない者を乗車させて自動車を運転してはいけません。
※すべての座席のシートベルト着用が義務化となります。
《罰則等》罰則・反則金 なし違反点 1点注: 後部座席のシートベルト装着義務違反は、高速自動車国道及び自動車専用道路に限って違反点の対象とします。
【その他の規定の整備】(1) 公安委員会が警察署長に行わせることができる交通の規制の種類を追加する。
(2) 緊急自動車として、医療機関が市町村等により傷病者が医療機関に緊急搬送をされるまでの間における応急の治療を行う医師を現場に運搬するために使用する自動車(いわゆるドクターカー)を追加する。
(3) 指定車両移動保管機関に関する規定を廃止するなど、車両移動保管関係事務に係る規定を整備する。
※レッカー移動・保管された違法駐車車両の所有権が、告知(公示)後3か月(これまでは6か月)で都道府県に移転されます。

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チャイルドシート特集(1)

チャイルドシートを選ぶ時のチェックポイント
チャイルドシートは大人にとってのシートベルトと同じ役目。
従って、ベビーカーやベビーベッドとは訳が違います。
チャイルドシートを使用する最大の目的は『安全性』です。
メーカーや、クラスによっては様々な装備や機能がありますが、まずは安全性を考慮したチャイルドシート選びをお勧めします。
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チャイルドシート特集(2)

子供の体格別チャイルドシートの種類
チャイルドシートは子供の年齢ではなく体格で選ぶものです。
おおよその種別は次の通りです。
1)赤ちゃん  体重10kg以下   1歳ぐらいまでは前向きはダメ
2)乳児    体重9~18kg   1~4歳
3)幼児    体重15~25kg  3~8歳
4)学童    体重22~36kg  6~12歳 べルトポジショニングはダメ* ベルトポジショニングタイプとは、ブースターシートと呼ばれる大人のシートベルトを使うタイプ。
上記はあくまで目安です。子供によって体型も違うので、製品ごとに表示されている適応する体格で選びましょう。
以下、詳しいチャイルドシートの適応種類をご説明します。
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チャイルドシート特集(3)

ミスユースをなくそう!
せっかくチャイルドシートを使っていたにも関わらず、取りつけ方法や使用方法が誤っていたために死亡事故を起こした例もあります。
アメリカでは全州でチャイルドシートが法制化されてから15年が経ちますが、いまだに80-90%の人が不適切な使用方法であるといわれています。
細かい取りつけ方法はチャイルドシートの商品、あるいは車側のシートベルトの種類によって異なりますので、各々の取扱説明書を良く読んで使用しましょう。
以下、一般的な注意事項を挙げておきます。
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チャイルドシート特集(4)

実際の選び方、使い方アドバイス
さて、実際にチャイルドシートを購入する時には、どういうところをチェックして選べば良いのでしょうか?
購入時に特にポイントになりそうな部分について、わかりやすく5項目に分けてみました。
参考にしてみてくださいね! “チャイルドシート特集(4)” の続きを読む

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チャイルドシート特集(5)

実際にチャイルドシートを使用するテクニック
チャイルドシートを購入したら、いよいよ子どもを乗せるわけですが、生後1年未満の小さな赤ちゃんはともかく、今までチャイルドシートを使っていなかったお子さんには、少々テクニックが必要かもしれません。
子どもの命を守るために、焦らず根気よく、習慣付けをしていってくださいね!  “チャイルドシート特集(5)” の続きを読む

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クルマと女性

女性であるわたしたちがクルマを運転するにあたっては、1つ忘れちゃいけないことがあるとわたしは思ってるんです。
それは・・・・「クルマ社会は、オトコがオトコ向けに作り上げた社会である」
ということ。もちろん、最近では男性と同じレベルか、それ以上に運転が上手い女性もたくさんいるわけで、教習所の教官、タクシーやトラックの運転手さんが女性だったりするのも、そんなに珍しくなくなってきてますよね。
最近では、女性をターゲットにした新車もドンドン発表されてたりするし・・・・。
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