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中林香が贈る女性のための心と体と車のブログ

元・女性レーシングドライバーの中林 香(なかばやし かおる)が、クルマの運転はもちろん、元スポーツ選手としての経験と、大学で心理学を専攻して得た知識をもとに、よくある心の問題やちょっとした体の不調との向き合い方、ストレスの対処法など、ココロとカラダに優しい生活をおくるための知恵やテクニックをご紹介します。

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DIARY

けっこう敏感?

今のわたしを知る人からすると、丈夫で頑丈ってイメージしかないかもしれませんが、実はけっこう敏感な体質じゃないかと思います。・・・というか実際そうなんです(笑)先日、ちょっとホコリのひどい所に数時間いたんですが、完全にアレルギー症状が出てしまい、目は腫れるし、くしゃみは止まらないし、喉から肺にかけて内側が痒い感じで、声まで出なくなってしまいました(涙)それからもう3日も経っているのに、まだ本調子じゃないです。こんなにホコリに敏感に反応するなんて、わたしってなんて繊細なんだろうかとあらためて思いました(笑)そんなこともあったので、今日は「カラダの話」カテゴリーの、「健康」の記事を書いてみました。
「カラダの話」→「健康」→「本当に「健康」に生きるって?」
同じホコリでも、土ボコリとかはまったく大丈夫なんですよね~。締め切った部屋とか掃除していない建物の中とか、そういう場所のホコリに強く反応してしまいます・・・。
ホコリの中の何にそんなに敏感に反応するんでしょうか?もしかしたらホコリっていうより、カビなのかも・・・・。そういえば以前、フランスのロワールのお城でも、ちょっと反応してしまったことが・・・・。古い家具(特に布製のソファーとか)にも反応してしまうので、ヨーロッパの由緒正しい高級ホテルなんかもけっこう厳しいかもしれません。
つまりコレって、人間が安っぽくできているということ・・・・なのかも・・・・ですね(笑)

カラダの話, 健康

本当に「健康」に生きるって?

昔からずっと「ちょっと変だなぁ~」と気になっていたテレビのCMがあります。
医薬品メーカーの「食べ過ぎたら飲む」っていうやつです。特に忘年会シーズンになると頻繁にCMが流れていたように思います(今はTVを見ていないのでわかりませんが・・・)。
このCMを見るたびに、「これがあるから食べ過ぎても大丈夫って思う人もいるのかな?」と感じていました。必要以上に食べて、気分が悪くなったら薬で消化を助けてもらってまた食べる・・・。なんだかすごく不健康で不自然な感じがしていました。
日本ではもうずっーと長い間「健康ブーム」が続いていて、健康食品や健康器具などの市場は何百億円とも何兆円とも言われています。つまり、「健康」って言葉を持ち出せば、すごく利益に繋がりやすい、健康=良いビジネスになっているということですよね。
たとえば、昔は人が自分でやっていた、ちょっと面倒なことは、今では全て機械が代わりにやってくれます。日常の掃除、洗濯、食器洗いに至るまで、スイッチポンだったりします。
どこかに移動するのも、交通機関が充実していて、1日に歩く距離なんてほんの少しだけ。
本来、使うエネルギー量(運動量)が減ったら、取り入れるエネルギー量(食事量)もそれに合わせて減らさなければバランスは維持できませんが、昔の重労働をしていた人たちよりも現代人は明らかに多くの食事(高エネルギー)を摂取していると思います。
使用量<摂取量ならば、どう考えても使用できなかった分は貯蔵される・・・つまり太るのは当たり前のことだと思います。
わたし自身も、現役時代と比べると、○kgくらい体重が増えています。現役時代はずっと、トレーニングを5時間くらいやって、その上食事もコントロールして減量していたので、自分の本来の適性体重より軽かったと思いますが、食べたいものも我慢してトレーニングし続ける毎日はけっこう辛かったです。その反動で、引退後はトレーニングらしいトレーニングをしていなかったですし、食べたいように食べていたので、重量オーバー気味になりました(汗)食べたいものを食べたいように食べて、お酒を飲んで、トレーニングもしないでいれば、以前の生活から考えれば太るのは当たり前なので、「あははー太っちゃった~♪太っても良い生活って楽だわぁ~!」くらいにしか思ってませんでしたが、過去の怪我の後遺症の状態が悪くなって、さすがにマズいなと思い、毎日大学から家まで歩いて帰るようになりました。
とにかく歩くだけです。でも、ただ漫然と歩くのではなく、身体のどこを動かしているのかを意識しながら、なるべく多くの身体のパーツをバランスよく動かすように歩きます。これは以前のようなキツいトレーニングではないですし、一歩一歩自分の力で家に辿り着こうとしているんだなぁと思いながら歩いて帰宅するのも、結構楽しいものです。おかげで身体の不調はほとんど解消できました。運動量をこのままにして、食事量と飲酒量(笑)をもっと減らせば当たり前ですが体重は減ると思います。つまり、太るのも、身体に痛みが出るのも、普段の生活に原因があり、何かが間違っているのだということだと思います。
太りたくない、身体の不調をなんとかしたいと思うならば、普段の生活を見直し、どこに原因があり、どうすればその原因を取り除けるのかを考え、行動を変えなければなりません。
たとえば、痩せる健康食品だとか、運動しなくても良い健康器具などは、実際に効果があったという話を周囲からは聞いたことがありませんし、万が一明らかに高い効果があったとしたら、それは高いお金を払って、強烈に自分の身体に負担をかけているということではないかと思います。食事量を変えずに体重を落とす成分って、一体どんなものなんでしょうか?どんなものであっても、人間が身体に取り込んだものは、身体が処理しているということですよね。
その処理の過程で、食べた栄養分が無かったことになってしまうという不自然な反応が起こる物質を、本当に「健康食品」と言って良いのでしょうか?
それに、そのような方法では、ある結果(太る)の原因(栄養過多)を取り除かずに、別の原因を付け加えて、更に別の結果に表面的に変えているだけなので、その状態を維持するためには、一生その方法を続けていかなければいけないという事になってしまいます。
「健康」に生きるってどういうことでしょう?わたしは、自分の身の回りのことは、なるべく自分の身体を使って自分でやること、その動いた分量に見合う分だけの食べ物をありがたく頂くこと(1日必ず3食食べなければいけないとも思っていません。「働かざるもの食うべからず」は、健康のための言葉だと思っています)、そして情報に過剰に反応しないことだと思っています。
「情報」にはさまざまな側面があります。情報によって生活がより良くなることも多いですが、「その情報で利益を得る人や企業」がいる場合もとても多いです。特に「健康」に関する情報は生きているほとんどの人にとって関心のあるものですから、その分利益に直結しやすい情報だということを、情報を受け取る側のわたし達も、考えておく必要があるのではないでしょうか。
情報に踊らされるのではなく、自分自身の身体ときちんと向き合って、必要ならば生活の仕方を変えて、それを習慣づけていくこと・・・。「健康」にお金がかかるのはおかしなことだと冷静に判断できる力が、今の社会を健康的に生きていく上で、もっとも必要な能力かもしれませんね。

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アクセルから足を離すと勝手にニュートラル?

今朝のYahooニュースのトップにあった記事「ガソリン高騰の中 燃費向上へ“特効薬” AT車レバー 切り替え装置」
にはちょっとびっくりしました。なんでも、アクセルから足を離すと勝手にニュートラルモードに切り替える装置(取り付け代込みで11万8千円)だそうで、燃費向上を狙ったものだとか・・・。
でも、これってわたしにはちょっと危険なように思えるんですが、どうなのかなぁ~?
ニュートラルの状態って、簡単に言えば、クルマのタイヤに何の力も伝わっていない状態なんですよね。走行中にニュートラル状態になるという事は、つまりある程度のスピードが出ていてタイヤが回転している状態から、いきなりタイヤをエンジンと切り離して「放置する」って言えば良いんでしょうか?当然ですがエンジンブレーキも利かず、タイヤはそのまま空走し続けます。
たしかに、ガソリンは燃焼されないので、燃費は多少良くなるとは思いますが・・・。
でも、ニュートラルの状態で、他の方向から何かの力が加わった場合は、(たとえば他のクルマからぶつけられたとか、何かに衝突したとか)、駆動力も制御力も与えられていない状態のクルマだと、そのままどこに吹っ飛んでいってしまうかわかりません。
レースでは、スタートして走り出してからクルマをニュートラル状態にすることは全くありません。
シフトチェンジの時もニュートラルで空走するロスを無くすため、クラッチを切らずにシフトチェンジします(速度とエンジン回転数とギアが完全に合っていれば、クラッチを切らなくてもシフトチェンジができます)。
これは、ニュートラル状態だと遅くなるから・・・というだけではなく、クルマが不安定になるのを避けるためでもあります。ニュートラルの状態で他のクルマと接触すると、本当に簡単にコースの外へ吹っ飛んで行ってしまいますから・・・。
ですから、わたしは運転の基本は(レースに限らずですが)、クルマが動いているうちは、とにかく何かしらの力をタイヤに伝え続けて、クルマの動きをコントロールすることだと思っています。勝手に回転しているタイヤの上に乗っかっているなんて、いくら燃費が向上すると言われても、ちょっと怖くてわたしにはできません。
この機械を付けて、果たして本当に安全に運転ができるのか・・・、機械の誤作動はないのか、この方法でどの程度のリスクがあり、どの程度のメリットがあるのか、その辺りをもっとキチンと検証するべきじゃないかと思います。
それにしても、このような機械が発売されてニュースになるほど、ガソリン代の高騰がわたしたち庶民にとって大問題になっているという事なんですね。
わたしは早くガソリン以外の燃料で走るクルマが一般的になれば良いなぁと思っていますが、まだまだ先のことなのでしょうか・・・。

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オタクで結構!w

実は最近、ある事にちょっとハマってます。
わたしの場合、ハマる=「寝ない・食べない」という事になってしまうので、身体的に「いかがなものか?」という部分もあるんですが、自分としてはそこまでハマれる何かに出会えるのは、とても嬉しいことだと思ってます。
たとえば、クルマの運転にハマったおかげでレースという世界に飛び込む事もできましたし、今記事を書いているこのパソコンにしても、使い始めた10年前に思いっきりハマって3日以上は徹夜をして、何度もクラッシュさせ使い方をマスターしました。
大学に再入学してからは、すっかり「勉強」にハマり、何度徹夜をしたかわからないくらい、ずっと楽しく勉強を続けさせていただいています。
で、今回も・・・すでに2日徹夜しています。食べることも忘れて、昨日の朝から何も食べていなかったという・・・(笑)純粋な学生時代とは違い、仕事があるため食事くらいはちゃんとしなくちゃいけないんですけど、何しろ移動があったりして時間が無いのと、それからこういう時って、眠くもならないし、お腹も全く空かなくて・・・(汗)コンビニとかに寄っても、飲み物以外は全く気持ちが動かされず・・・・。
まったく困ったものです。
今回、何にハマったのかはちょっと恥ずかしいのでヒミツですが(笑)、「それ」をある程度マスターするまでは、まだまだ眠れない夜が続きそうです。
これって、脳内に興奮物質が、大量に分泌されているって事ですよねー。
生命を繋ぐのに必要な本能的な欲求まで押さえ込むほどの強力な興奮物質だなんて、自分でも怖いんですけど・・・・(笑)、でもとても楽しいんです。
わたしの事をよく知る人たちからは、「かおるってオタクだよねー!」などと褒められる(?)ことが多いですけど、自分でもそう感じてて、しかも、そんな自分があまり嫌じゃないんです。「オタクで結構!」何に対しても真剣になれないより、自分で納得できるまで突き進む方が潔ぎ良い生き方かなぁと。
熱いのはカッコ悪いと思ってる人も多いのでしょうが、熱くなれるのも才能の1つそれどころか、全てはそこから始まるのだから、行ける所まで行ってみなさいと眠らないわたしを静かに俯瞰している、もう1人の自分がいるんです。
熱くならない鉄は打てない・・・・。
自分を突き動かすものの正体を、自分なりに納得できるまで追及し続けるのも生きてるなーって感じがして、ホント楽しいものですよ。
今回はあと何日徹夜が続くことやら・・・ま、死なない程度に頑張ってみます(笑)

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レポートやら卒業研究の準備やら・・・&更新情報

大学は夏休みですが、なんだか毎日忙しくてバタバタしている感じです。
読まなくちゃいけない本もたくさんあるし、調べなければいけないことも山のように・・・、なのに毎日暑くてなかなかやる気が出ないし・・・(汗)というわけで、夏休み前の予定からどんどん遅れてしまって焦ってます。
レポートは臨床心理系(カウンセリング)が3科目分と、人格心理学、それから比較文化と現代思想(これは任意提出のレポート)です。
今年は、専攻している心理学関係の授業をたくさん履修しているため運転時のドライバーの心理や歩行者の行動など、授業を受けていても気付くことが結構たくさんあってホント面白いんですけど、課題や試験はやっぱり大変です。大学に入ってからずっと時間との戦いって感じで、なんだか気付かない間に歳を取ってしまいそうで怖いです(涙)・・・って、実際もうすぐ誕生日(8月14日)で1つ歳を取るんですけど(笑)いくつになるのかは内緒ですが、まぁ、お誕生日がもう嬉しくないお年頃ということで・・・(*^_^*)それ以上は追求禁止(笑)ところで、更新情報です。以前書いた記事の更新情報を載せ忘れていたので今回書いた記事と一緒にこちらにお知らせしておきますね。
ココロの話→イメージトレーニング→「レーシングドライバーのイメージトレーニング法」
クルマの話→クルマ全般→「チャイルドシートの選び方・取り付け方」

クルマの話, クルマ全般

チャイルドシートの選び方・取り付け方

チャイルドシートについてはすでに「特集」という形で記事をUPしてありますが「本当のところ、どのチャイルドシートが良いのか教えて欲しい」「取り付け方に自信が無い」「どこに取り付けたら良いのかわからない」「海外に行く場合や、タクシー・バスなどではどうすれば・・・」などといった疑問が多いようなので、あらためてもう1度記事を書くことにしました。
チャイルドシートを選ぶ時、取り付ける時の参考にしてみてくださいね。
1.チャイルドシートは子どもの成長に合わせて買い換える
チャイルドシートは生後すぐの乳児期から、学童期までずっと必要となるものです。
赤ちゃん時代、幼児期、学童期で使用する3パターンを考えておくと良いと思います。
1つの製品で全ての時期をカバーする「ロングライフ」タイプの製品もありますが、チャイルドシートはとにかく汚れやすいですし、全ての時期をカバーすると言うことは全ての時期で子どもの体に合っていないということになるので、わたしはお勧めしません。
基本的な組み合わせとして以下のような3種類のシートの使い分けが良いと思います。
乳児期・・・ベビーシート(新生児~15ヶ月)ベッドタイプならば、頭部が深くなっている製品が良いです。
幼児期・・・チャイルドシート(9ヶ月~4歳)見た目や機能の多さより、使いやすさを重視しましょう。
学童期・・・ジュニアシート(3歳~11歳)学童用のジュニアシートも頭部を守れるハイバックが良いです。
メーカーについてはあまり言及できませんが、安全性、機能性が特に優れているなぁと思うのは、ドイツのメーカーのものです。日本製も悪くないと思いますが、2006年の道交法改正により、2012年7月までにチャイルドシートの安全基準をヨーロッパの統一基準に完全一致させることに決まっています。すでに日本のメーカーでも対応しているとは思いますが、ドイツ製は最初からこの基準をクリアしているため、その点は特に安心して購入できます。
購入時に特に注意して頂きたいのは、「自分で取り付けたり外したりできる製品か?」ということと、「子どもをスムーズに乗り降りさせられるデザインか?」という点です。
たくさんの機能を詰め込んで、その分高価になっているチャイルドシートもありますが、重いもの、取り付け方、使い方が面倒なもの、子どもの乗り降りがスムーズに出来ないものなどは、購入してもついつい使用しなくなってしまうという最悪の結果になりかねません。
独立行政法人 自動車事故対策機構のHP内の、チャイルドシートアセスメントのにはメーカー別、製品別のチャイルドシートの安全性テストの結果を公表してあります。
リンクしておきますので、購入を予定している方はぜひ参考にしてみてください。
チャイルドシートアセスメント
2.チャイルドシートの取り付け位置と取り付け方
チャイルドシートは必ず助手席以外(後部座席)に取り付けましょう。5人乗りのセダンならば運転席の後ろの席が最も安全な取り付け位置となります。
取り付けは説明書の手順に従って、固定されているかどうかを確認しながらしっかりと固定させてください。取り付けには女性の力ならば相当本気を出して、全身を使って取り付ける感じになると思います。取り付け後に思いっきり前後左右に動かしてみてグラグラ動くなら、きちんと固定されておらずかえって危ない状態となってしまいます。
JAFのHPに、基本的なタイプのチャイルドシートの取り付け手順が写真で説明してあります。
「全身を使って取り付ける」というイメージがわかりやすい写真だと思いますので、こちらもリンクしておきます。
JAF チャイルドシートガイド
3.その他 注意事項など
海外旅行などでレンタカーを利用する場合は、チャイルドシートのレンタルもありますので、レンタカー会社に申し込みをする際に、チャイルドシートのレンタルの予約をしておくと良いでしょう。
今年の道交法改正により、タクシーやバスなどでも後部座席のシートベルトが義務付けられることとなったため、今後はチャイルドシートも貸し出しされるようになっていくと思います。
とはいえ、現時点ではまだ、用意されているタクシーやバスなどはほとんど無い状態ですのでタクシーやバスを利用してお子さんと移動するのが、かえって難しくなっていると言えるでしょう。
そこで注目されているのが、持ち運びに便利で軽く、着る状態で使用する「ベスト型」ですが、ベスト型については安全基準を満たしているものは皆無ですし、かえって内臓圧迫を起こす危険性があります。
子どもがチャイルドシートもどきをしているという状態が大切なのか、それとも万が一の場合子どもの命を確実に守ることが大切なのかを、よく考えてどうするべきか選択してくださいね。